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高齢者の柔軟性トレーニングから

 5月23日(水)、ちょこトレ参加者のからだに目に見える変化が現れてきました。そのひとつが柔軟性。 ちょこトレでは、毎回最初にストレッチ運動をしています。決して無理をせずに、呼吸をしながら行っています。
 ここではその中の1つをご紹介します。足を伸ばして座る長座の姿勢で、膝を曲げてつま先をつかみ、息を吐きながら無理のない範囲で膝を伸ばしていきます。ももの裏からふくらはぎまでを伸ばしながら、骨盤の前傾を促すストレッチです。このストレッチは、ちょこトレ第2期が始まった4月から毎週続けて行っています。

 参加者の柔軟性にはもちろんばらつきがありますので、柔軟性の高い方からストレッチが苦手な方までそれぞれの方に効果の高い種目を選択しています。
 現場の経験から、高齢者の男性は股間節の柔軟性が低下している方が多いです。
毎週ちょこトレに来て下さる男性の方も、4月の頃は上記のストレッチをする為の、『膝を曲げてつま先をつかむ』姿勢がとれませんでした。(この場合は柔軟性の他にも、腸腰筋の筋力低下など複合的な要因が考えられます)
 それが今回、つま先をつかむことができて、さらにそのまま膝を少し伸ばすことができました!毎週ちょこトレでストレッチをしているだけでなく、ご自宅で腸腰筋トレーニングやウォーキングを継続して下さっている結果です。小さな変化ですが、私はとても嬉しかったです。
 
 そんな変化もあり、全体的に柔軟性が向上してきたので、今回は2人で手をつないで行うストレッチを加えました。下の写真のように、手をつないだまま押したり引いたりします。
高齢者の柔軟性トレーニングから_f0119397_22212111.jpg
 押す人は呼吸を止めずに、決して無理をしないように、引く人は相手からの反発と顔色を見ながら、ゆっくりと手を引きます。お互いが自発的に、『どう?痛くない?』と声をかけ合いながら行っていたのが印象的でした。
 筋力のみならず、高齢者の柔軟性もトレーニングを続けることで向上することは科学的に実証されていますが、ちょこトレを通して強く実感します。参加者の方が、日常生活を今以上に快適に過ごせるように、からだの柔軟性や動かし方の面からも今後アプローチを続けていきます。
                             トレーナー  渡部 政明

by hashimotocococlub | 2007-05-24 22:21  

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